Close-up Yellow life ring hanging on boat with ocean background

とある海無し県に存在している高校の修学旅行のプランの話なのですが、3泊4日で最後の3泊目の夜が船旅になっていたのです。

海無し県なので、当然小さい頃から船に乗るタイミングはほぼ皆無で、自主的に載ろとしても湖にあるスワンボート程度しか乗る機会は無かったと思います。

東京都に住んでいたのなら、大島屋三宅島などの伊豆諸島に出かける機会もあったり、有明地域から日の出桟橋までの区間を船で移動したりする機会もあると思うのです。

また、大きな湖があるのなら、環後半戦で海賊船仕様になっている大型の船に乗って湖を周遊する機会もあったかも知れないのですが、その海無し県にはそう言った感じの大きな湖は存在していないのでした。

そうです、そろそろ読んでいる方もお分かりかと思いますが、長野県の学校です。

生まれも育ちも長野県で、移動はもっぱら車でする様な県なので、当然電車に乗るのも久しぶり~な子が多いと思われます。

自動改札を通った時に後方に切符を取り残してしまう事の方が多いと言う人が、いきなり電車になって移動するそうです。

今の時代本当に電車の乗り方が分からない人が居るの?と思った方は多いかも知れませんが、住んでいる地域に電車の路線が無い所の方が多い県では、そもそも切符の買い方すら分からない人が存在している現状があります。

そんな感じの人達が今度修学旅行で電車に乗ったり船に乗ったりするそうですが、ハッキリ言って彼らの保護者のお皆様方は不安でいっぱいです。

どうしてこんな旅行プランにしたのか?修学旅行を担当しているプランナーのセンスが問われます。

特に船の中で一夜を過ごすと言うプランですが、今まで船に乗ったことが無い人がいきなり夜を船で過ごすと言う高難易度のクエストに挑戦する事になったら、果たして乗船している間に平常心で居られるのだろうか?と言う疑問が湧いてきますね。

とにもかくにも、海無し県に生まれ育った彼等の旅は順風満帆に進むのかそれとも、やっぱりね!とか案の定致し方が無いと言われて終わるのか、その結末は修学旅行が無事に実施されないと分かりません。

また今年も若者の移動制限が出るそうですが、なるべく修学旅行だけは実施されることを願います。

もしこれから、海無し県の学校の修学旅行のプランを担当する事になりそうな旅行会社のどなたかが、この記事を読まれていましたら是非検討して欲しいのが、この県に住んでいる人の多くは旅行期間中色んな所に移動するのをあまり好まないので、一つのテーマパークの周辺で数日楽しむようなプランを検討して欲しいと思います。

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