昔から、4~6人程度が集まったら必ず始まる遊びと言うと、トランプやウノなどのカードゲームと相場が決まっていたような気がします。
特に学生時代は誰かしらがトランプなりなんなりを持っていて、気心の知れた友達同士なら言葉を交わすことなくゲームが始まって行ったのです。
放課後の教室や部活の部室だったり、寄り道して集まった飲食店のテーブルでやっている人も多かったと思います。
しかし近年は、カードで遊ぶ人は増えて居る様ですが、リアルにトランプやウノのカードを用いて遊ぶことはめっきり少なくなっている様です。
それもその筈、今では小学生くらいからでもスマホを持っている子供が多数なのと、外にも持ち出しが出来るゲーム機も存在しているので、あえてトランプを買って来てやると言う行動に出ない人が圧倒的多数なのです。
トランプゲームをやるならトランプゲームのアプリをダウンロードすれば、スマホ一つで色んな遊びが出来たりする訳です。
トランプの他にも、将棋や囲碁もこの傾向にあって、分厚い将棋盤を買わなくてもアプリのゲームで本格的な将棋が指せますし、囲碁も碁石や盤を買わなくても済みます。
他にも花札や麻雀風の遊びが出来るセットなどもありますが、こちらも近年は家族でやる人も少なくなっているそうです。
家の中に遊びの道具がたくさん溜まって部屋の中で幅を利かせている状態が無くなる点では、ある意味効率的な様な気もしますが、対戦相手がAIだったりネットで繋がったどこか遠くに住んでいる人の場合は、肉薄した試合が出来る?とは言い難いかも知れません。
誰かが正面に座っている対戦をしている時は、対戦相手の視線やしぐさで今の戦況を読んでみたり、今どっちの方が優勢なのかこれから相手は何を仕掛けてくるのかの判断を想像したりするのも、リアルの対戦の醍醐味だと思うのです。
また、アプリのゲームでも実際でも、小さい頃からトランプなどのカードに触った事も無い人が増えているそうです。
親が一緒に遊んであげる時にトランプで遊ぶ方法やルールを教えたり、そもそもトランプを買うことが無かった場合は、子供の頃から大人になるまでトランプの存在や楽しさを知らない人生を送る事になるのでしょう。
今の時代、あえてリアルなゲームのアイテムを買ったりしなくても電子機器の中で面白くて楽しいゲームがたくさんありますが、時には誰かと対面で肉薄した試合やゲームの対戦が出来る遊びをしてみるのも良いと思います。